
会社は退職代行を嫌うって聞いたけど本当?
実際の体験談を知りたい
こんな疑問を解決する記事です。
会社が退職代行を嫌がるのか?実際にはどんな対応をするのかを知るには体験談を聞くことが一番かと思います。
今回の記事では、人事担当の私が退職代行からの電話を受け対応した内容をお伝えします。
退職代行の利用を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

naokichi
転職を2度経験|現在は総務人事職で働き多くの方の入退職を見ています。|繊細さん向けに手助けになる記事を作成中
会社は退職代行を嫌がるのか?
こんな疑問がまずあがりますよね。
退職代行があまり知られていない時には、嫌がることもあった(そもそも怪しかった)のでしょうが、今では知らない人の方が少ないので、嫌がることは少ないと思います。
でも、嫌がるということは何か理由がある訳です。
引き継ぎをしてもらえるかどうか
退職代行を使って辞められた時に一番会社が嫌がるのは引き継ぎというところになると思いますね。
他にも返却物等の対応もあるかとは思いますが、業務に支障が出る可能性がある引き継ぎが一番の心配点と言えます。
本人が手続きをしないという点では「?」という気持ちになる
また、単純に本人が退職を言ってこないという点では、本人も退職代行も不審に思うこともあります。
退職代行を使っても引き継ぎにはしっかりと協力する姿勢が大切です。
場合によっては本人より退職代行の方が楽
場合によっては本人と退職手続きについて話すより、退職代行と話をする方が楽だったりします。
日付等の調整をする場合だと本人に連絡をする方が楽ですが、基本的に退職代行を利用する場合では、退職の日付は決まった状態で会社へ連絡が来るので、その辺考える余地はありません。
よって、退職代行の方が退職手続きがスムーズに進むと考えられます。
私は会社の人事担当として、退職代行からの電話を受けたことがあります。
1つの体験談として、参考にしてみてください。
退職代行による退職は思いの外シンプル
退職に必要なことはこの3つ
- 退職届
- 返却物
- 引き継ぎ
退職届には、退職日の記入が必要です。
意外と厄介なのが、社会保険料です。月末退職なのかそれ以外かで徴収するかしないかが変わりますので、はっきりとした回答が欲しいところです。
返却物は必要なものを送ってもらえればいいので、郵送で対応出来ます。
引き継ぎは直接する他、メールや文書での対応もあります。
退職代行による退職は、退職届を提出してスタートになります。
返却物は郵送で対応出来ますし、引き継ぎについては、退職代行を通してでも連絡が出来ます。
小難しいことはなく、極めてシンプルな手続きです。
退職代行の電話の流れ
退職代行の電話の流れは大まかに説明するとこんな感じです。
あくまでも基本の流れです。残業未払いや退職金等の請求、有給消化に関しては異なる依頼が発生します。
(その場合には弁護士の退職代行が安心です)
退職代行から会社へ退職届の確認の依頼電話をする
会社からの伝達があれば、退職代行から本人に連絡
必要な書類は退職代行を通じて会社へ依頼
会社は退職代行自体を嫌がることはありません。
一番心配なのは引き継ぎです。
自分で退職を言う場合でも引き継ぎが無ければ、会社からは嫌がられてしまうでしょう。
大切なことは、退職する時でも退職日までは会社が必要だと思うことには出来るだけ協力するという姿勢です。