退職すると言ったら、裏切り者、恩知らずと言われました。どうしたら良いですか?
こんな疑問にお答えする記事です。
仕事はチーム戦のようなものですから、1人でも欠けると困ってしまうというのはよく分かります。
でも、退職はそう言った気持ちを裏切るものでは無いです。
さらには、恩知らずなわけもありません。
この記事では、裏切りや恩知らず、こう言った声に明確にNoと言える理由を解説していきます。
naokichi
転職を2度経験|現在は総務人事職で働き多くの方の入退職を見ています。|繊細さん向けに手助けになる記事を作成中
退職は裏切り行為ではありませんと言っても、理由が無いと納得いかないですね。
裏切りなんて言うのは外国では無いようなんです。
というのも、日本ならではの考え方によるところが大きいのです。
次から詳しく見ていきましょう。
退職は次の挑戦をするものだから
退職は同時に別の仕事に挑戦するという意味もあります。
日本では昔から1つの会社で働き続ける終身雇用という考え方が未だ根付いているように感じます。
でも、外国ではそれとは真逆で、一生に10社以上の会社に勤めると言われています。
つまり、10回以上の退職をしているわけなんですね。
外国ではヘッドハンティングにより、優秀な人は条件の良い会社へ転職を繰り返します。
ヘッドハンティング以外でも、仕事は成果報酬という考え方なので、働くのは一生懸命です。
文字通り退職は次の挑戦をするものと言えますね。
会社は従業員を守ってはくれないから
退職が裏切り行為では無いと言える理由は会社が従業員を守ってくれないというところにもあります。
会社がなくなってしまえば当然、職を失いますよね。
次の転職先を会社が見つけてくれるわけでは無いですから、守ってくれているとは言えません。
自分の退職は裏切り行為と言われても、会社が潰れて裏切り行為と言っても止めることは出来ません。
従業員は賃金のために、会社は売上を上げるために、会社と従業員の雇用関係は成り立っているとシンプルに考えて良いと思いますね。
退職は裏切りだと言う人は基本的に自分勝手です。
本当に自分のことしか考えていないと言っても良いです。
そんな言葉に耳を傾ける必要はありません。
その理由を次からお話しします。
自分の仕事量が増える
当然人がいなくなれば、仕事は他の人へ回ってきます。
自分の仕事が増えるという点で、辞めないで欲しい、退職は裏切りだと言う人がいます。
裏切りだと言われても、辞めたいと思ったら辞めて良いんです。
それが雇用関係です。耳を傾ける必要はありません。
実は会社からすれば、あまりにも仲良くされるにも問題で、辞める時に同時に何人も辞める方が困ってしまいます。
自分も転職をしたい
辞める時には自分も一緒に辞めるという人がいます。
同時にみんなで辞めようとする人いますよね。
そう言われてしまうと、裏切りと言われてしまう可能性もありますね。
自分と会社の間の雇用関係なので、辞めたいと思うならやめれば良いというのが普通なんですが、そういった人に普通は通じません。
では、どうして一緒に辞めたいのかと言うと、あれこれ自分で考えて動くのがめんどくさいからと言うのが理由だと思います。
退職理由は同じですよ。とかあの人も不満に思っていたし。
とか、逃げやすいという理由があります。
そういう人は退職後の転職先も同じところにしようとか言ってくるんですよね。
そうすると、いつの間にか自分は同僚に転職先まで探させられて良いように使われている状態になります。
自分も転職をしたいという気持ちがあるのでしょう。
結局同僚は、なんであなただけ退職するの?ズルいという感覚になります。
実は裏切りだなんて持っていないという場合もあります。
退職をするのがショックで思わず裏切られたなんて口走ってしまうということも考えられます。
それほど仲がいいということなんでしょう。
退職をするのは転校生と同じ
退職は転校と同じです。
転校したことがないという人でも、転校生が1人や2人見たことはありますよね?
友人が転校するからと言っても裏切りだ、なんて思った人はそうそういないはずです。
仲が良ければ転校後にも連絡を取り合ってご飯行ったり、遊びに行ったりしますよね。
それは仕事でも同じなんです。
仲が良いなら裏切りなんて思うことはまずないですし、その後も仲は良いままのはずです。
退職は裏切りでは無い
退職は、裏切り行為では無いと言うのはここまででもう分かっていただけましたよね?
そもそも、裏切りだなんて言う人は仲の良い人でも無いはず。
裏切りだと思うなら自分も辞めれば良いだけなので、全く気にする必要は無いですよね。
そういったことに気を取られるよりも、転職や退職後のことに向けて動いて行きたいですよね。