
退職代行を使われたら会社はどんな対応するのだろう?
利用する際の流れを知っておきたい!
こんなお悩みにお答えします。
退職代行の利用者は年々増えていますが、身の回りでは利用した話はあまり耳にしないですよね。
自分の退職を代行してもらうと言うことがマイナスイメージで、あまり利用しても周りに言わない人も多いのではないでしょうか。
そうすると尚更、初めて利用する人は「実際にはどうなんだろう?」という悩みが発生しますよね。
そこで、筆者が事務職員として退職代行の電話を受け、退職手続きまでを行った経験からイメージをお伝えできればと思います。
退職代行を利用する前に、「退職代行ってこんな感じなんだな!」というイメージがお伝え出来ると思います。

naokichi
転職を2度経験|現在は総務人事職で働き多くの方の入退職を見ています。|繊細さん向けに手助けになる記事を作成中
会社はびっくり?突然の退職代行からの電話
退職代行を利用する人には、自分の退職についてしっかりと対応しないといけないと重く考える人が多い気がします。
なので、体調不良で休んでいただけなのに前触れもなく退職代行から電話が来るのです。

この時には、かなりびっくりしましたね。
その時に初めて退職代行とやり取りをすることになったので、何を言われるのか正直ビクビクでした。(訴えられるのかと思ったりしていました笑)
退職代行の人の口調も淡々と話してくるので、かなり冷たい感じの印象でしたね。
電話の内容は、退職届・返却物・必要書類の連絡

訴えたいとかなにかを請求したいという場合でなければ、特別なことはしません。
- 本人から退職届を送ったので確認して欲しい
- 返却物があれば、退職代行を通して連絡が欲しい
- 退職後に必要になる書類(離職票・健康保険喪失証明)
電話の内容は、なんてことのない通常の退職と同じです。
退職届を受理して下さいね。というのと退職に必要なことは本人ではなく退職代行に連絡を下さいね。ということがメインでした。
それもそうです。退職をすることには上記3点以外必要が無いので当然です。
すんなり行けば電話は5分と掛からず終わります。
会社は素っ気なく退職を受け入れるしか無い
会社を辞めたい人を引き止めてもあまり会社にとってメリットはないですからね。
退職したいそうです。と退職代行から言われれば「そうですか」となるのが普通かもしれません。
素っ気ないですが、意外とすんなり会社は退職を認めると思います。
会社は退職代行を拒むか?という問題
退職代行の電話連絡がすんなり行かない場合、すなわち会社が退職を拒む場合ですが、拒むことで会社にメリットは全くないので、あまり無いかもしれませんが、実際ブラック企業では起こり得るようです。
- 会社から鬼電
- 上司が自宅まで来た
- 損害賠償を求める
この場合には、最悪警察が介入することにもなりますが、退職代行によって対応が異なります。
弁護士が行う退職代行では、刑事事件になっても対応が可能なので安心ですよね。
退職代行によっては撤退することも
ブラック企業では撤退するということが起こる可能性があります。
会社が本人との話し合いを求めて退職代行の話をいっさい拒絶する場合です。また本人がトラブルを抱えたまま辞めようとする場合にも起こる可能性があります。
退職代行も交渉は出来ないですし、非弁行為という違法行為になってしまう可能性があるのであまり込み入った話は出来ません。
トラブルを隠して退職代行を依頼している場合には、返金も受けられないという可能性も出てくるので注意です。
トラブルは解決してから辞めるのが良いですが、もし無理な場合には弁護士に依頼するようにすると良いでしょう。
今会社を辞めようと考えているなら自分の会社が退職代行を受け入れるかどうかよく考えてみましょう。
会社を辞めていった同僚は上司に相談してすんなり辞められたのか?
あるいは、何回も話し合いをして何ヶ月も立ってから辞めたのか?
どちらのパターンなのかによってもどの退職代行を利用するのかには違いが出て来ます。
結局自分が出ていかなくてはいけなくなるというパターンもあるので、注意して下さい。